退職を決断した瞬間|会社員18年で気づいた「見えない鎖」の正体

退職前の決断・葛藤

安定と保証は、当たり前じゃない

長年会社員として働いてきた。

気づけば、こう思うようになっていた。

毎月給与が入ることは当たり前だ。 ボーナスがあることは当たり前だ。

社会保険に守られていることは当たり前だ。

でも、冷静に考えると、これは当たり前じゃない。

会社という制度の上に乗っているから、成り立っているだけだ。


会社員という制度が作り出す「思考の檻」

会社員を続けていると、いつの間にかこういう思考になる。

安定がなければ生きていけない。 保証がなければ不安だ。

レールから外れることは、リスクだ。

これは、自分の意思で選んだ価値観ではない。

会社員という制度に長年乗り続けることで、自然と植え付けられた思考だ。

ある種のマインドコントロールと言っていいかもしれない。

本来、安定も保証も、誰かが保障してくれるものではない。 自分で作るものだ。

でも会社員でいる間は、それを「考えなくても生きていける構造」の中にいる。

だからこそ、その構造から出ることが、これほどまでに怖い。


鎖は、見えないから強い

退職を考えたとき、自分でも驚くほど踏み出せなかった。

収入への不安。 家族への責任。 社会的信用を失う怖さ。

でも今思うと、それらはすべて「会社員という制度が作り出した価値観」から来ていた。

この鎖は、見えない。 だから余計に強い。

自分が鎖に繋がれていることすら、気づかないまま過ごしている人がほとんどだと思う。

私もそうだった。


鎖を断ち切るには、強い意志が必要だ

時短勤務で続けるという選択肢も考えた。 もう少しだけ続けようと思った夜もあった。

でも気づいた。

それでは、何も変わらない。

鎖を緩めても、鎖は鎖だ。

断ち切るには、かなり強い意志が必要だと思う。

生半可な気持ちでは、現状維持バイアスに引き戻される。

それでも最後に残ったのは、一つだけだった。

「やはり、辞めたい」

この気持ちだけは、どれだけ考えても消えなかった。


決断した瞬間

未来のことは、誰にもわからない。 失敗するかもしれない。

稼げないかもしれない。 後悔するかもしれない。

それでも、自分で選び、自分で何とかしていくしかない。

それが、自分の人生だと思った。

安定も保証も、本来は自分で作るものだ。

会社員という制度に乗っている間は、それを忘れさせてくれる。

でも、その制度を降りたとき、初めて本当の意味で自分の人生が始まる気がした。

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