退職後の孤独が怖かった|会社以外のつながりを作った実体験

退職後の孤独から会社以外のつながりへ進む様子を、椅子と光の道で表したイラスト 退職前後の記録

退職を考えたとき、収入、社会的信用、家族への影響など、いくつもの不安がありました。その中で、私が一番怖かったのは孤独でした。

18年間の会社員生活では、朝の挨拶、昼の雑談、仕事の相談が自然にありました。会社を辞めれば、そのつながりは一度になくなります。

実際の退職後は、一人で過ごす時間も増えました。ただし、退職前に想像した孤独と、実際に感じた孤独は少し違いました。この記事では、平日朝のオフ会、ブログへのDM、外へ出る習慣を通して分かったことをまとめます。

怖かったのは、一人の時間ではなく「取り残される感覚」だった

退職前、平日の午前中を何度も想像しました。

子どもを送り出し、家事を終える。静かな部屋に自分一人。世間は普通に働いているのに、自分だけ違う時間を生きているように感じるのではないか。「社会から取り残されているのではないか」と不安になるかもしれないと思いました。

会社員でいる間、人とのつながりは自分で作らなくても用意されていました。退職後は、その構造がありません。一日在宅していると、誰とも話さない日もあります。

一方、静かな時間そのものは、ブログを書き、自分の考えを整理するために必要でした。私が怖かったのは一人でいることではなく、誰かとつながりたいときに、その接点を自分で選べなくなることだったのです。

退職前に考えた孤立しないための準備

何もしなければ、想像していた孤独が現実になると思いました。そこで退職前から、次のような接点を残そうと考えました。

  • 家の中だけで生活を完結させない
  • ジムやウォーキングなど、外へ出る理由を持つ
  • 会社や家族とは別のコミュニティに関わる
  • ブログや動画で、自分の考えを外へ届ける

当初は、人と会う予定をたくさん入れなければならないと思っていました。しかし実際には、無理に友人を増やす必要はありませんでした。家から一歩も出ない日を続けないことと、自分が負担なく続けられる接点を持つことの方が大切でした。

平日朝のオフ会で、会社以外の時間に触れた

退職後、初めて平日の朝にオフ会へ参加しました。休日の集まりには以前から参加していましたが、会社員時代に平日の朝を使うことはできませんでした。

そこには、不動産投資家、経営者、事業を始めたばかりの人、これから始める人、そして私のように退職後に活動している人がいました。会社の中では出会う機会のなかった人たちです。

不動産、事業、これからの生き方について話すうちに、平日の時間の流れが会社員時代と大きく違うことを感じました。同時に、一人で家にいるだけでは得られなかった「自分も頑張ろう」という気持ちが生まれました。

退職すれば、自動的に新しい人間関係ができるわけではありません。この日の接点も、自分で参加を決めて外へ出たから生まれたものでした。

ブログに届いたDMが、社会との接点になった

私がブログを始めたのは、退職を決めるまでの葛藤を言葉にしたかったからです。退職経験者が何を考え、どう迷ったのかを検索しても、私が知りたい実感に近い情報を見つけられませんでした。

同じように悩む人の参考になればと思って書き続けていたある日、以前オフ会で会った方からDMが届きました。ブログを読んで勇気をもらったことや、内容が「バシバシ刺さってます」と書かれていました。

その言葉を読み、同じような葛藤を抱えている人が実際にいることを感じました。職場のように毎日顔を合わせる関係ではありません。それでも、書いた文章が誰かに届き、返事をもらえたことは、私にとって社会との新しい接点になりました。

家族がいても、家庭の外とのつながりは必要だった

妻や子どもと過ごす時間が増えたことは、退職して得た大きな喜びです。ただ、家族との時間だけで、社会との接点まで置き換わるわけではありませんでした。

家庭で家事や送迎を担う役割と、外で誰かの考えに触れたり、自分の言葉を読んでもらったりする感覚は、私の中では別のものです。

だから、散歩、ジム、買い物、外での作業など、短い時間でも外の空気に触れることを意識しました。深い会話をしない日でも、外に出るだけで気持ちが切り替わることがあります。

孤独への備えで失敗しそうになったこと

退職前の私は、孤独を避けるには予定を埋め、人付き合いを増やさなければならないと考えていました。しかし、予定を詰めれば、今度は人付き合いが負担になる日もあります。

また、AIを使えば情報収集や考えの整理はできますが、人と直接話したときの温度や共感まで置き換わるわけではありませんでした。反対に、人と常につながっていなければならないわけでもありません。

私に合っていたのは、一人で集中する時間と、外へ出る時間を自分で切り替えられる状態でした。

退職前に今日から確認できること

退職後の孤独が気になるなら、今の職場以外にある接点を書き出してみると、自分の状況が分かります。

  • 仕事を離れても会いたい人はいるか
  • 週に一度、家を出る理由を作れるか
  • 興味を持てる集まりや場所はあるか
  • 自分の考えを外へ届けられる場所はあるか

何も浮かばなくても、退職できないという意味ではありません。私の場合は、散歩に出る、オフ会に参加する、ブログを書くという小さな行動から始まりました。

今は、孤独は完全に消すものではなく、自分に合う距離で扱うものだと考えています。会社から離れると人間関係は減りますが、必要なつながりを自分で選び直すこともできました。

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