退職を考えたとき、真っ先に頭をよぎったのはお金のことだった。
「退職したら生活できるのか」
その不安を消すために、まず数字と向き合うことにした。
なんとなくの感覚より、数字は正直だった
家計簿アプリで年間の支出を全部洗い出してみた。
結果を見て、正直驚いた。
「もう少し少ないかな」と思っていた。でも実際の数字はそれより多かった。
なんとなくの感覚と、実際の数字は違う。
数字を見るまでわからなかった。でも見た瞬間に現実が見えた。
家計簿アプリで可視化したことで、初めて自分たちの生活費の実態が掴めた気がした。
退職すれば支出が減ると思っていた
次に退職後に減る支出を考えた。
通勤費がなくなる。車の走行距離も減る。ストレスによる外食も減るはずだ。
「これだけ減るなら退職後は楽になる」と思った。
でもその直後に現実を知ることになった。
プラスマイナスゼロだった
退職すると社会保険が全額自己負担になる。
会社員のときは給与から天引きされ、会社が半分負担してくれていた。その事実を、退職を考えて初めて真剣に計算した。
結果はプラスマイナスゼロだった。
退職すれば支出が減ると思っていたのに、社会保険の増加分でほぼ相殺される。
改めて社会保険の負担の重さを実感した瞬間だった。会社が半分負担してくれていたことの有難さを、辞めて初めて理解した。
※社会保険料は前年所得・家族構成・お住まいの市区町村によって異なります。正確な金額はお住まいの市区町村窓口でご確認ください。
妻の扶養に入ることにした
社会保険の現実を把握した上で、一つの決断をした。
退職後1年目は妻の扶養に入る。
感情ではなく数字で判断した結果だった。
扶養に入ることへの抵抗がなかったと言えば嘘になる。でも家庭にとって最適な選択を取ることの方が大事だと思った。
夫が妻の扶養に入る。まだ珍しいと思われるかもしれない。でも共働き世帯で夫が退職する場合、これは十分現実的な選択肢だと思っている。
数字と向き合ったことで不安が小さくなった
退職前に数字と向き合ったことで、漠然とした不安が小さくなった。
「なんとなく大丈夫だろう」ではなく「数字的にこういう状況だ」とわかった瞬間に、不安の正体が見えた。
正体がわかれば対処できる。
退職は感情だけで決めるものではない。数字と向き合うことで、初めて前に進める気がしている。
まず自分の生活費を正確に出すことから始めてみてほしい。
※本記事は個人の体験をもとにした情報です。生活費・社会保険料は個人の状況によって大きく異なります。退職を検討される場合はFPや専門家にご相談ください。


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