退職で失うものと得るもの|それでも退職を選んだ理由

退職で失うものと得るものを、仕事と家族の時間を載せた天秤で表したイラスト 退職前後の記録

退職を考えたとき、私の頭に最初に浮かんだのは「何を得られるか」ではなく、「何を失うのか」でした。

結論から言うと、私は毎月の給与と会社員としての信用を手放し、往復60kmの通勤に使っていた年間約480時間を取り戻す道を選びました。

ただし、会社へ行く時間がなくなっても、自動的に理想の生活になるわけではありません。1日の予定と退職後の収入を自分で考える必要が出てきました。

退職で失ったのは、給与と会社員としての信用です

私が退職によって失うと考えたものは、大きく二つありました。

  • 毎月の安定した給与と賞与
  • 会社員という立場で得ていた社会的信用

毎月決まった日に給与が振り込まれ、賞与も含めた収入の見通しを持てる。会社員という制度は、本当によくできていると思います。

住宅ローン、クレジットカード、賃貸契約など、会社員であることが前提になる場面もあります。会社という看板が外れ、個人事業主になることへの不安は簡単に消えませんでした。

退職で得たのは、年間約480時間と家族との時間です

失うものがある一方で、私が最も得たいと思ったのは、自分で使い方を決められる時間でした。

当時の通勤は往復約60kmで、一日に約2時間かかっていました。年間にすると約480時間です。

この数字を見たとき、「通勤がつらい」という感情だけではなく、この時間を家族やブログなどの個人活動に使いたいと考えられるようになりました。

退職後は子どもの送迎や家事を担当し、ブログやYouTubeにも取り組んでいます。会社員時代と同じ収入をすぐに得られたわけではありません。それでも、何に時間を使うかを自分で決められることは、想像していた以上に大きな変化でした。

会社の時間割がなくなり、自己管理が必要になりました

退職前に見落としかけていたのが、「得るものにも責任が付いてくる」という点です。

始業時刻や終業時刻がなくなっても、何もしなければ一日は終わります。家事、子どもの送迎、ブログの作業をどの時間に行うか、自分で予定を決める必要がありました。

それでも退職を選んだのは、このままでは後悔すると感じたからです

失うものが分かっていても退職を選んだのは、一つの問いに向き合ったからです。

「このまま働き続けたら、後悔しないか」

往復2時間の通勤を積み重ねた先に、自分は納得できるのか。子どもと過ごせる今の時間を、仕事と通勤に使い続けてよいのか。私の答えは「このままでは後悔する」でした。

安定や信用を手放す不安はありました。それでも、通勤に使っていた年間約480時間を、家庭や個人の仕事へ回したいと考えました。

退職を迷ったときは、三つの欄に分けて整理しました

私は頭の中の不安をそのままにせず、次の三つに分けて考えました。

  • 確実に失うもの:給与、賞与、会社員としての信用、会社で積み上げた立場
  • 得たいもの:通勤に使っていた時間、子どもと過ごす時間、ブログなど会社以外の仕事に向き合う時間
  • 自分が引き受ける責任:一日の使い方と収入を自分で考え続けること

「給与を失う」と書いたら、生活費や家族の収入、準備できている期間も確認します。「通勤時間がなくなる」と書いたら、その時間を何に使うかも決めます。

私の場合は、感情を数字と行動へ置き換えたことで、漠然とした怖さを自分で判断できる材料に変えられました。

まとめ|失うもの・得るもの・責任を一緒に比べました

退職で失うものと得るものは、人によって違います。私の選択が、誰にとっても正解だとは思いません。

私の場合は、給与と会社員としての信用を失う一方で、年間約480時間と家族に合わせて動ける時間を得ました。退職後は、その時間を家事、子どもの送迎、ブログへどう配分するかを自分で決めています。

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