祖父母の働き方から見えた、借金と時間の関係

祖父母の働き方と借金、時間の関係を、古い家計簿と時計で表したイラスト 退職前後の記録

母との旅行で、祖父母が早朝から深夜まで働き続けていた理由を初めて聞きました。

理由は、農業や仕事のために購入した機械と、住宅ローンの返済でした。母によると、当時の住宅ローン金利は5.8%だったそうです。

結論から言うと、今の私が無借金の家で暮らし、働く時間を自分で考えられるのは、祖父母が長い時間をかけて返済し、家と生活を守ってくれたからです。

母との旅行で、祖父母が働き続けた理由を知りました

久しぶりに母とゆっくり話す時間ができました。「今だから話せることがある」と、過去の話をいろいろ聞かせてくれました。

両親は、私が小さいころに離婚しています。私は父側に引き取られ、その後は父方の祖父母と暮らしてきました。思春期という難しい時期も、祖父母が衣食住を支えてくれました。

その会話の中で、祖父母の働き方の話になりました。

祖父母は仕事の後も農業を続けていました

祖父と祖母は、とにかく働いていました。仕事から帰ると農業をし、早朝から深夜まで動き続けていました。子どものころの私も、それを手伝った記憶があります。

両親の離婚後は、孫である私の思春期にも向き合いながら、生活を支えてくれました。今になって、「なぜそこまで働けたのだろう」と考えるようになりました。

働き続けた理由は、機械と住宅ローンの返済でした

母に聞くと、答えは借金の返済でした。祖父母は農業や仕事のために、さまざまな機械を購入していたそうです。

住宅ローン、車のローン、事業用のローンなど、借りたお金には返済があります。祖父母にとって、その返済が働き続ける大きな理由だったのかもしれません。

母から聞いた住宅ローン金利は5.8%でした

驚いたのは、当時の金利です。母によると、祖父母が返済していた時期の住宅ローン金利は5.8%でした。

長く低金利の時代を生きてきた私には、大きな数字に思えました。5.8%という話を聞き、自分の金利に対する感覚が、今の時代を基準にしたものだったと気づきました。

ローンへの抵抗感から、私は別の向き合い方を選びました

生きていくうえで、必要な固定費はあります。ただ、私は昔からローンに少し抵抗がありました。

住宅メーカーの「今払っている家賃で家が建てられます」という言葉を聞くと、何千万円という借金をする決断の重さが先に浮かびます。返済や金利の変動に気持ちを左右される感覚が、私には合いませんでした。

そのため、借金をして金利を払う側ではなく、余剰資金を投資へ回す道を選びました。これは私自身の選択であり、誰かに投資を勧めるものではありません。

私の場合、コツコツ続けた投資が、ある時期から増えた分が次の増加につながるような感覚へ変わりました。祖父母が経験した5.8%の話を聞き、同じ「お金が動く」ことでも、向きによって意味が大きく違うと家族の歴史から実感しました。

私が無借金で暮らせるのは、祖父母が家を守ってくれたからです

私は、祖父母のように早朝から深夜まで働きたいとは思いません。そのように考えられる理由は、今の生活に借金がないからです。

ただし、これは私一人の力ではありません。祖父母が苦労して働き、住宅ローンをほぼ完済してくれました。父も資金面で関わってくれましたが、返済の大部分は祖父母の代でやり遂げてくれたものです。

今はその家をリフォームして暮らしています。私の子ども時代も思春期も支えた家です。長い時間をかけて家を守ってくれた祖父母と、今そこで一緒に暮らしてくれている妻には、感謝しかありません。

返済で頭がいっぱいになる感覚は、自分にも起こると思いました

以前、あるYouTuberが「借金をするとIQが下がる」と話していました。最初は大げさな表現だと思いました。

祖父母や母の話を聞き、私なりに感じたのは、頭の良し悪しではありません。私の場合、返済で頭がいっぱいになると、ほかの選択肢を考える余裕がなくなるタイプなのだと思います。

感じ方は人によって異なりますが、私にはその言葉と重なる部分がありました。

子どもたちへ、自分の経験を伝えていきたいです

お金との向き合い方に、一つの正解があるとは思いません。それでも、自分が経験したことや感じたことは、息子たちへ正直に伝えていきたいです。

言葉だけではなく、退職して時間の使い方を自分で選んでいる姿からも、伝わるものがあればよいと思っています。

家族の働き方を知るため、母に三つのことを聞きました

  • 祖父母は、なぜあれほど働いていたのか
  • 何の返済をしていたのか
  • 当時の金利はどのくらいだったのか

この三つを聞いたことで、子どものころには見えていなかった祖父母の事情が一本につながりました。

ただし、家計や離婚の話は、相手にとって触れられたくない記憶かもしれません。答えを急がせず、話せる範囲で聞くことが大切です。私は旅行という落ち着いた時間があったからこそ、母とゆっくり話せました。

まとめ|祖父母が守った家と時間を、次の世代へつなぎます

祖父母は5.8%という金利を背負いながら働き、両親が離婚した後の私を育て、家のローンもほぼ完済してくれました。

私は祖父母が残してくれた家で、無借金という土台のもと暮らしています。その土台があるからこそ、自分の時間の使い方を見直す機会も得られました。

そして次は、子どもたちとの時間を大切にしながら、家族から受け取った経験を次の世代へ伝えていきたいです。

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