40代になったとき、ふと思った。
とうとう、ここまで来たのか。
最初はぼんやりとした感覚だった。
でもその感覚が、やがて退職という決断につながっていった。
毎日が目まぐるしく過ぎていった
会社員として働きながら、毎日が嵐のように過ぎていた。
経験を積むにつれてできる仕事が増えた。
でもそれは同時に、タスクが無限のように増えることでもあった。
朝は子どもたちの送迎。帰宅後は家事。仕事・育児・家事が容赦なく押し寄せてくる毎日。
気づけば1日が終わっている。気づけば1週間が終わっている。気づけば1年が終わっている。
時間がどこに消えたのかわからないまま、40代になっていた。
会社員として人生の半分を消費した
あるとき、計算してみた。
1日8時間労働。通勤時間を含めると10時間以上。週5日。年間250日。
起きている時間のうち、実に半分以上を会社のために使っていた。
18年間、ずっとそうだった。
その事実を改めて突きつけられたとき、思った。
時間は有限だ。
当たり前のことだ。でも毎日の忙しさの中で、その当たり前が見えなくなっていた。
今しかできないことがある
40代になって、もう一つ気づいたことがある。
子どもの成長は、今しか見られない。
小学生の今の顔。今の声。今の笑顔。
戻りたくても、あの時には戻れない。
仕事は後でもできるかもしれない。
でも子どもが今この瞬間に見せてくれる姿は、今しか見られない。
その事実が、じわじわと心に刺さっていった。
時間は唯一取り戻せない資産だ
お金は失っても取り戻せる。健康は失っても回復できる。
でも時間だけは、絶対に取り戻せない。
使ってしまった時間は消えていく。
昨日の時間も、先月の時間も、18年間の時間も、二度と戻ってこない。
だからこそ思った。
この先の人生で後悔したくない。
残りの時間を、自分が本当に大切にしたいことのために使いたい。
その思いが、退職という決断を後押しした。
退職して気づいた時間の価値
退職してから、時間の感覚が変わった。
同じ24時間なのに、密度が全然違う。
平日の昼間に子どもを迎えに行ける。家族と夕食を一緒に食べられる。
バイクで山に行ける。ルームランナーで体を動かしながら好きな動画を見られる。
会社員のときには当たり前ではなかったことが、今は当たり前にできる。
残り時間の使い方が変わった。それだけで、人生の質が変わった気がしている。
人生の残り時間をどう使うか
40代はまだ折り返しだ。
でも残りの時間は、20代・30代のときとは違う重さがある。
経験があるからこそわかる。時間の大切さ。家族との時間の価値。自分らしく生きることの意味。
後悔しない人生を送るために、残り時間を自分の手に取り戻す。
それが、私が退職を選んだ一番の理由だ。
※本記事は個人の体験をもとにした情報です。働き方・生き方の選択は個人の状況によって異なります。


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