① 生活費は整った。それでも決断できない
生活費は計算した。
生活防衛資金も1年分ある。
退職後は週3で働く予定だ。
頭の中で何度もシミュレーションした。
それでも、私はまだ退職を決断できない。
理由は単純だ。
怖いからだ。
② 会社というレールの安心感
毎月決まった日に振り込まれる給料。
ボーナス明細を見るときの安堵。
社会保険、昇給、退職金。
「考えなくても進める構造」の上に、私は立っていた。
そのレールのおかげで、結婚し、家庭を持ち、子どもを育ててきた。
制度に守られていた。
それは間違いない。
③ レールを降りる怖さ
レールを降りるということは、
用意された未来を手放すということだ。
収入の責任は100%自分になる。
失敗すれば、自分の選択の結果だ。
個人事業主としての収入は読めない。
来年いくら稼げるのかも確実ではない。
正直に言えば、これが一番怖い。
④ 男としてのプライド
私たちは共働きだ。
家庭を回すことが最優先だと分かっている。
それでも、心のどこかで
「男は稼ぐべきだ」という価値観が残っている。
妻より収入が低いという事実。
どう努力しても埋まらない差。
稼ぐ金額が、自分の価値のように感じていた。
だからこそ、退職を考えると寂しさが込み上げる。
⑤ それでもワクワクしている
怖さと同じくらい、ワクワクもある。
年間480時間の通勤がなくなる。
平日の午前中、妻とゆっくりコーヒーを飲む時間ができる。
夕方、心に余裕を持って子どもを迎えに行ける。
1年後の自分を想像すると、少しだけ笑っている気がする。
⑥ 今の結論
退職はまだ告げていない。
レールを降りる勇気が本当にあるのか、私はまだ揺れている。
それでも分かっていることがある。
怖いということは、本気だということだ。
レールの上で生きる安心より、
自分で選ぶ人生のほうが、今は少しだけ魅力的に見えている。


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